4-1 地図記号と地形図

建物を指す地図記号

消防署
江戸時代の消火活動で使われた「さすまた」の形を表しています。消防車やポンプがなかった江戸時代には、この棒状の道具を使ってまわりの家をこわし、火が燃え広がるのを防ぎました。

郵便局
昔、郵便などを担当していた「逓信省(ていしんしょう)」の頭文字である「」からつくられたといわれています。

警察署交番
の地図記号です。「×」の形は、交差した2本の警棒を表しています。交番より警察署の方が大きいので、警察署の地図記号は「○」で囲まれています。

寺院神社
神社の地図記号は、鳥居の形を表しています。「鳥居は神社」と覚えておきましょう。

高等学校小中学校
警察署や交番と同じように、より大きい方が「○」で囲まれています。

植生を表す記号


稲、つまりお米を育てている場所ですね。稲を刈り取った後のようすを表した形です。


種をまいた後に出てくるを表しています。

果樹園
りんごやみかんのように、木に果実がなるものを指しています。記号の形もりんごに似ていますね。

広葉樹林針葉樹林
枝や葉が大きく広がるサクラやクリは広葉樹林。枝や葉がまっすぐに伸びるスギやマツは針葉樹林です。記号の形も、広葉樹林はまるく、針葉樹林はとがっています。

茶畑
割れた茶の実の形を表しています。この地図記号、実は「名所・史跡」を表す地図記号と非常によく似ています。もし、街の中にぽつんとこの記号があったら、「こんなところに茶畑が!?」ではなく、名所・史跡ではないか疑ってみましょう。

まぎらわしい地図記号

工場
歯車の形を表しています。

発電所変電所
工場の地図記号に手が生えたような形をしていますね。歯車電気回路を表しています。

灯台
真ん中に点がありますね。これは歯車ではなく、が四方八方に広がるようすを表しています。

新しくできた地図記号

老人ホーム
の中に、老人を表すを書いた地図記号です。

風車
風力発電に使われる風車を表しています。記号の形が風車によく似ていますね。

自然災害伝承碑
その土地で地震や火山の噴火、7洪水などの災害があったことを示すものです。過去の災害のようすを教訓として現代に伝えています。

なぜ新しい地図記号が登場するのか

  • それは、社会の変化によって新たな地図記号が必要になるからです。
  • たとえば老人ホームの地図記号は、全国に老人ホームが増加したため、地図記号があったほうが便利だということで追加されました。日本の高齢化を反映しているといえます。
  • 風車の地図記号は、風力発電用の風車が増え、目印として役に立つようになったからです。
  • また、自然災害伝承碑は、2011年の東日本大震災をきっかけに注目されました。過去の自然災害の教訓を現代に伝えるため、地図を作る国土地理院が碑文の内容を記録し、自然災害伝承碑の場所を地図に記号として示すようになったのです。

地図の縮尺

  • 25000分の1の地図
    実際の長さを25000分の1にしたもの
    →地図上の1cmは実際には25000cm(25000倍)
  • 例題:縮尺25000分の1の地図上で3cmの距離があるとき、実際には何mの距離がありますか。
    3cm×25000倍=75000cm=750m
    ※問題文の単位に気を付ける

等高線

  • 等高線とは同じ高さの地点を結んだ線
  • 急な傾斜だと等高線は狭い・緩やかな傾斜は等高線が広い
  • 主曲線(細い線)
    50000分の1…20mごと・25000分の1…10mごと
  • 計曲線(太い線)
    50000分の1…100mごと・25000分の1…50mごと
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